本好き会社員@育休中のブログ

ほぼ日更新で本の紹介などしています。時々イラストエッセイも描きます。2023.4.1復帰予定

【書籍紹介】辻村深月「傲慢と善良」

読後感がとてもいい小説だった。読んで良かった🙆‍♀️

 

主人公の婚約者の女性が、自分がない、親や価値観に流される、能力もない、情けない女性のように描かれているが、それは結局普通の人ってことだと思った。

 

婚活経験者であることもあって人ごとと思えず、一気に読んでしまった。と言っても読みやすくて2時間もかからないが。

 

そうそう、普通の人にもそれぞれのドラマがあるんだよなぁと感じる小説だった。

 

 

【書籍紹介】こども行動経済学

https://www.amazon.co.jp/%E3%81%93%E3%81%A9%E3%82%82%E8%A1%8C%E5%8B%95%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6-%E3%81%AA%E3%81%9C%E8%A1%8C%E5%8B%95%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6%E3%81%8C%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%8C%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E6%9C%AC-%E3%83%90%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89/dp/4862556523/ref=asc_df_4862556523/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=588929263113&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=5355082885472480085&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=m&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009298&hvtargid=pla-1677630628755&psc=1&th=1&psc=1

 

経済学は合理的な人間を前提にしているから、正しくないことがままある。

行動経済学は非合理な人間を前提にした学問で、今後より大事になっていく。

ある意味、合理的に考えれば買わないようなものを人に買わせるための戦略ともいえるかも。

 

サンクコスト、保有効果、ナッジ理論あたりが特に面白かった。

▪️なっじ理論のEAST

 Easy 簡単なものには飛びつく、おすすめとか

Attractive 魅力的なものは飛びつく

Social 社会的なもの

Timing 年の初めは目標を立てやすい

 

 

 

 

【書籍紹介】橘玲「臆病者のための億万長者入門」前編

冬の賞与を投資に回したいのだが、色々考えているうちに二月になってしまった。二ヶ月分の複利効果を損したのだろうか、、、。投資で給与の何十倍も稼いでいた会社の元同僚に教えてもらった本やYouTubeも見てみたが、怖くて何もできず今に至る。

 

でも、表題の本を読んでわかったのは、意外と普通預金においておくというのは結論的には合理的な選択だったらしい。

 

https://www.amazon.co.jp/%E8%87%86%E7%97%85%E8%80%85%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E5%84%84%E4%B8%87%E9%95%B7%E8%80%85%E5%85%A5%E9%96%80-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%A9%98-%E7%8E%B2/dp/416660970X/ref=asc_df_416660970X/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=295718281828&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=1061502949912804708&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009298&hvtargid=pla-525647850913&psc=1&th=1&psc=1

 

ちなみにこの方の「億万長者」というのは、他の著書でも繰り返し述べられている通り共働きで一人三億円ずつ生涯で稼いだ場合、退職金をもらうことで1億円の貯金が世帯にできるだろうという、身も蓋もない話であるので、その点は期待しないでもらいたい。

 

下記概要ですが、とても分かりやすく投資の全体像が理解でき、「とにかくS&P500か全世界の投資信託をNISAとイデコで買おう!」でなく、しっかり理解してから投資したい投資初心者におすすめの本です。

 

お金持ちの方程式

 総資産=収入ー支出+(資産✖️運用利回り)

 

人生の経済的な二つの目的

①人的資本を労働市場で運用して大きな富(効用)を得る

  ・人的資本への投資によって運用利回りを上げる

  ・人的資本の運用期間を長くする

②金融資本を金融市場で運用して、最小のリスクで最大のリターン(利益)を得る

 

投資の上手い話は全て嘘

対面保険は営業員の給与が乗っているから高い

 

第3章 株式投資について

<PER>

 EPS(一株あたり純利益)=純利益/発行株式総数

 株価=EPS÷金利(EPSが未来永劫続くとした場合=永久債)

 

 益周り=EPS/株価

 ←→(逆数)PER(株価収益率)=株価/EPS

     ⇨低い方がいい、益周りが高い。PERが高い(益周りが悪い)と売られて株価が下がる。究極的には全て同じPERになる。

 

リスクプレミアム=おおよそ5%(ゼロ金利の場合)

 5%以下リターン(PER20倍以上)→買わないべき

 5%以上リターン(PER20倍以下)→買うべき

*インフレ→長期金利上昇

  5%金利が上がった場合、10%以上のリターンが必要

 

株式投資の益周り=リスクプレミアム+インフレ率(長期金利

 

ROEROA

日本は欧米に比べて低いが、高くするために、整理解雇を進めると、離職率が高まって自殺率も高まるので抜本的施策を取ることができない。

 

世界株ETFの勧め

・「優秀な」ファンドマネージャーでも株価の上下は当てられない

・為替リスクにも対応できる

 

★資本主義とは、複利レバレッジでBSを拡張していく運動のこと

 

後編に続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【書籍紹介】ビジョナリーカンパニー特別編

ビジョナリーカンパニー、昔の会社の憧れの上司に勧められて買ったものの、

5年以上持ってはいたのですが読んでおらず。

メルカリに出したところ売れたのですが、

売る前にちょっと読んでみたら、意外と読みやすく面白かったです^^;

 

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%80%90%E7%89%B9%E5%88%A5%E7%B7%A8%E3%80%91-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BBC%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BA/dp/4822245241/ref=asc_df_4822245241/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=295641556548&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=7321312697398100554&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009298&hvtargid=pla-524604782093&psc=1&th=1&psc=1

 

特別編は、社会セクターの組織についてである。

 

①「偉大さ」の定義ー経営指標が使えない中で、偉大さを判断する

 →アウトプットが経営利益でないことが、ビジネスセクターと異なる

  だが、質的、量的にファクトベースで「偉大さ」を測ることはできる

 

②第五水準のリーダーシップー分散型組織構造で成功を収める

 →社会セクターは垂直構造になっておらずトップダウンでの指示が降りない。指導者が個人の野心を追求していたら、直接に権力を行使する力を持たないので、誰もいうことを聞かない。個人としての謙虚さと職業人としての意志の強さという矛盾した性格の組み合わせが必要

 

③最初に人を選ぶ

 →選考基準は高く。後で解雇が難しい。それに選考基準が難しい方が、優秀な人材が集まる。人を選んだ後でゴールを決める。

 

ハリネズミの概念ー利益動機のない中で、経済的原動力を見直す

 →「情熱を持って取り組めるもの」「世界一になれる部分」「資源の原動力になるもの」を理解し、三つが重なるポイントを理解。

 

⑤弾み車を回すーブランド構築して勢いをつける

 →ハリネズミを徹底。重ならないものにはNOをいう姿勢が重要。

 

二巻も関連していそうなので、

また中古で買って笑、読んでみようと思います。

 

 

【書籍紹介】橘玲「幸福の『資本論』」

突然ですが岡田斗司夫さんが好きで、彼の動画で紹介していたので、

興味を持って購入した本です。

 

自己啓発本かと思って軽く読み始めたのですが、

「ちょっと一般化しすぎでは…」と思うところはありつつも、

人生の「幸せ」というものを全体的に俯瞰できるという点で、1日かけて読んでよかったと思いました。

 

この本では、幸福とは以下の3つの資本から構成されるとしています。

①金融資本:そのまま。貯金や株式など。

②人的資本:稼ぐ能力

③社会資本:家族、友達や知人関係など。貨幣関係で繋がっている人も含む

 

ネタバレから言ってしまうと、著者おすすめの幸せの形は、

①金融資本:「生涯」(老後を短くする)共働き

②人的資本:好きなことに全力投球

③社会資本:家族、大事な友人 と お金だけの広く浅い関係 に分ける

 

自分にとっては②人的資本についての記述が一番参考になりました。

(③社会資本がいかに脆いかという話も面白かったですが苦笑)

 

現代人にとって、②人的資本=稼ぐ能力においては、

収益を得ることだけでなくて、

自己実現」が必要です(←先進国ならではの病気みたいなものかもしれません)。

 

そして自己実現をどう実現するか考えるときに、筆者は仕事を3種類に分けます

 

□クリエイティブクラス

  A 月並みの国 弁護士、医師など(顧客数が限られるから拡大限られる)

  B 果ての国 コンテンツ産業など

マックジョブ マニュアル仕事(これで自己実現できる人もいるがやりがい搾取される恐れ)

 

で、要は自己実現するために、B 「果ての国」を目指す必要があると。

そして、そのためには下記が必要です。

 

①好きなことに人的資本の全てを投下する

②好きなことをマネタイズするニッチを見つける

③官僚化した組織との取引から収益を得る

(最近のITベンチャーとか社会問題解決をビジョンに掲げる上場企業は、国や地方公共団体と仲良くなろうとしていることからもうなづけます…)

 

ちなみに、会社員は35歳までの若手のうちは良いですが、40半ばになると再就職も難しくなります。

定年までの20年も会社にしがみつく羽目になってしまいます。

(ちなみに日本人は自分の会社を嫌う傾向がアメリカなどに比べて強いらしい)

ですから、35歳くらいまでに自分のニッチを見つけなければならないのです。

 

私は…ギリ30代ですので、大急ぎで自分のニッチを見つけなければ…。

どうやってニッチを見つけるのかというと、子供の時に好きだったことを思い出すそうです。(この本も最後の最後で自己啓発本になってしまいました…)

 

ともあれ、橘玲氏の本をしっかり読んだのは初めてでしたが、

とても面白かったので続けて読もうと思います。

【コミックエッセイ】欲しいもの

今日は旦那の一言をネタに4コマ作成しました。

よろしければインスタの方にも遊びに来てくださいマセ。

https://www.instagram.com/p/CkRo9gxSE1t/?igshid=YmMyMTA2M2Y=

 

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ご覧いただきありがとうございます。

よい週末をお過ごしください😊